母乳育児がなかなか軌道にのらず、おっぱいもガチガチ…
これはまさに私の産後の状況です。
この状況を救ってくれたのは、
桶谷式の母乳育児相談室です。
産後の苦しい時期に偶然に見つけ、すがる気持ちで行ったのですが、
結果的に、これが功を奏しました!
人によって合う/合わないはあると思いますが、
私が母乳育児の軌道にのることができたのは、桶谷式の母乳マッサージを受けたおかげだと思っています。
産後のおっぱいトラブルでお悩みのママさん!
「痛くない母乳マッサージ」で有名な桶谷式、ぜひお見知りおきください〜!
もくじ
桶谷式母乳育児相談室とは?
そもそも「桶谷式母乳育児相談室」とは何なのか?
桶谷式は、全国に330以上の相談室があり、食事指導・育児相談・援助を行っています。
「母乳育児」は、
- 赤ちゃんをいろいろな病気から守ってくれる
- 母乳を出すためのホルモンは、産後の子宮を速やかに回復させる
という考えのもと母乳育児を推進しており、桶谷式乳房手技(マッサージ)や食事のアドバイスで、おっぱいの悩みや問題を解消する手助けをしてくれるのが、桶谷式母乳育児相談室です。
赤ちゃんが上手に吸い付けない、
桶谷式母乳育児ママサポートサイト「OPPA!」
おっぱいが足りない、おっぱいが痛い等、
いろいろな母乳育児トラブルのご相談を
助産師の国家資格を有する桶谷式乳房管理士がお受けします。
桶谷式母乳マッサージ体験記
ここからは、母乳育児の奥深さも桶谷式も知らずに出産した、私の桶谷式体験談です。
① おっぱいガチガチ、母乳が足りてない?!
産後2週間の息子の産後健診で、助産師さんにこう言われました。

ちょっと体重の増え方が緩やかカモね~。ミルク足してみてもいいし、もうちょっとこのまま完全母乳で頑張ってみてもいいし、どうする?!

え!!私、母乳足りてないの…?!
その場では「ちょっと考えてみます…」と言って、帰ってきました。
そもそも母乳がちゃんと出ているのかどうかも分からないし、日々の寝不足でボーっとする、お腹は常にすいてるし、頭がまわらない…
もともと、完全母乳へのこだわりがあった訳ではないのですが、
「とにかく赤ちゃんに吸わせないと出るようにならない」というのは本当らしいし、なんとなーく「え、ミルクにしちゃうの?!」という、周囲の母乳神話的プレッシャーを感じない訳でもなく…

今思うと、もっとラクに考えても良かったと思うんですが、当時はかなり切羽詰まっておりました…
② 初めて「桶谷式」を知り、予約!
母乳育児の知識もほとんどないまま出産を迎えてしまった私は、思考力・判断力も戻っていないような状況で、母親からこう言われました。
「母乳マッサージに行ってみれば?!」
産後のマタニティブルーだったのか、そのあっけらかんとした母の言い方にカチンとしながらも、ネットで「母乳マッサージ」を検索…
病院の母乳外来が出てきたり、出張母乳マッサージが出てきたり…。何が良いのか全く分かりませんでした。
それを見ていた姉が、
「母乳外来のマッサージってすっごい痛いらしいよ! 友達は、乳腺開通するの、出産より痛かったって言ってたし…」
なんて満身創痍の私に言うもんで…
「母乳マッサージ 痛くない」と検索ワードを追加。
その中で、「痛くない・よくでる乳房マッサージ」をうたう桶谷式治療手技を見つけました!
そして「家から近い」という理由だけで、桶谷式の母乳育児相談室に行くことになったのです。

桶谷式?! 誰?! もう何でもいいから助けて~~~!!
そんな気分でした…。
③ 桶谷式母乳育児相談室に、実際に行ってみた!
指示された持ち物は、母子手帳とタオル。
実際に入ると、数名のお母さんと、新生児〜1歳くらいの赤ちゃんが待機していました。
「あぁーーみんな困っているのねーー!」
と勝手に仲間意識を覚えながら私も待機。
仕事復帰のために、断乳の相談をしにきているお母さんもいらっしゃいました。
待っている間に、息子の体重を測っておくようにとの指示で、服をぬがし、オムツをとって測定。
私の順番がやってきました。
赤ちゃんと一緒の施術もOKのようでしたが、息子はギャン泣きだったため、付き添いしてくれていた母親に預け、まずは先生とお話。
母子手帳で体重などを確認してもらった後、ベッドに横になり、おっぱいの状況確認。

なにこれ?! カッチカチじゃなーい!!

え、そうなんですか…確かに固い気はしていたんですが、こんなもんかなーと思って。
と言うのも束の間、石のように固まった私のおっぱいに蒸しタオルをかけ、ワッシワッシとほぐし始めたではありませんか‼
全く痛くないかと言われれば、ウソになりますが、イタ気持ちいいくらい。
肩こりのひどい私は、産前よく整体に行っていたので、そういう痛みには慣れていたからかもしれません。

出産前は何食べてたの~?
お肉ばっか食べてたでしょう…?

え、分かるんですか…?

分かるわよ~もう遅いけど、妊娠前の食生活が影響するんだから!
あなたこのままだと乳腺炎になるわよ!

ワォ〜〜〜手厳しい~!
えーーー!私のおっぱいでも、噴水母乳になるのー
でも、それが良い訳ではないようで…

カッチカチのおっぱいだと、母乳がピューピュー出て、赤ちゃんがむせちゃうの。
ふんわりやわらかおっぱいから、じんわり母乳があふれてくるのが理想なのよ。
あぁ、奥が深いぞ、母乳の世界…!
そんな会話をしながら、ものの15分くらいで私のおっぱいもふんわりやわらかくなっていました。

あなた筋トレとか好きなの?

いや、全然。運動しないです。どうしてですか?

以前来た患者さんで、ボディビルやってた人と同じくらい固かったから…
え、ホントに…?!
筋肉もないくせに、ボディビルダーと同じくらい固くなってしまった私のおっぱい…
もう食事とか筋肉とか、母乳との因果関係は全くよく分からなくなってしまいました。
が、とにかく肩のだるさもスッキリして、楽になったのは確かなのです。

ありがとう、先生~!!!!

でもあなたの場合、またすぐ固くなるからね、また来なさいよ!

ハイ!!
先生のおっしゃる通り、翌日にはすぐに固くなりましたが、パンパン具合は以前ほどではなくなり、母乳の出も確実に良くなりました。
④ 桶谷式マッサージの効果は?
「あなたくらい固いおっぱいは久しぶりだったわ!」
とのお言葉をいただきながらも、先生のおかげで母乳育児が軌道になった気がしてなりません。
ネット上でもいろいろな情報があふれているし、病院、お医者さん・助産師さんによっても考え方が違って、何をどうすべきか、迷うばかりの母乳育児…
子供の成長にかかっているし、決めるのは自分なので、さらに悩んでしまいました。
が、あまり頑固になりすぎず、満身創痍の産後の自分のカラダを大事にできるように、その時その時のご縁を大事にしながら進めてみたら良いんじゃないかな、と思います。

今思えば「もう眠い…限界…」という心の悲鳴と、母乳神話のプレッシャーの中で、数日間だけと決めて実行した「夜だけミルク」。
あれもそんなに罪悪感感じることなかったのかなぁ〜
今の自分にも言えますが、「こうしたい!」ももちろん大事だけど、その時の状況に合わせて臨機応変に動ける柔軟さ・寛容さも子育てには必要なんじゃないかと思っています。
という訳で…
私は桶谷式の先生に救われ、スムーズに母乳育児を始められたのでした!
この後、私は「泣き」に苦しむことに…
産後の母乳育児に困ったら、頼れるところはたくさんある!
おっぱいに関する悩みやトラブルは、案外とても多い…。どこに相談したら良いのか分からない場合も多いですが、周囲の専門の方々は必ずいるはず。まずは相談しましょう!

私は偶然「桶谷式」の先生に出会うことができましたが、おっぱいに関する悩みを相談できる選択肢はたくさんありますよ!
① 地域の助産師さん
助産師さんって、病院や助産院以外にもいるって知っていました?!
産前産後のお母さんをサポートするために活動されている助産師さんが、各地域で活動されている場合が多いです。
「●●(←お住まいの地域名) 母乳 助産師」とかで検索してみると、相談できる助産師さんが見つかるかも!
訪問で相談・ケアを行ってくれる助産師さんもいるので、とっても心強いですよね!

実際に私も息子が1歳の頃、乳腺炎になり…近所で開業されている助産師さんにお世話になりました!
② 母乳外来
病院の産婦人科、助産院、総合病院などに併設されていることの多い「母乳外来」ですが、地域によっては数が少ないことも…。
また、時間や曜日が限られていることもあるので、まずはお問い合わせを!
③ 出産した産院
「母乳外来」がなくとも、出産した病院の産婦人科や助産院の、助産師さんが、母乳に関する相談にのってくれることが多いです。
退院時の説明になければ、一度問い合わせてみてもイイと思いますよ!
④ 桶谷式母乳育児相談室
この記事でご紹介した通りですが、全国に330以上の相談室があります!
まずは、お住まいの近所に相談室があるかチェックしてみてください!
【まとめ】ガチガチおっぱいでも焦らないで!
出産前の母親学級などで、出産時の勉強をすることは多いと思いますが、母乳育児について学ぶ機会は、まだまだ少ない気がします。

おっぱいが出るまでに、こんなに苦労するとは思わなかった…
赤ちゃんのお世話に加えて、自分自身のケアもしなければいけないなんて…!
どんどんガチガチでかたくなっていき、母乳も出ずに焦るかもしれませんが、ぜひ助けてくれる専門の方を積極的に探してくださいね!
痛いし、出ていないし、もう辛い…!!