子供が便秘で泣く…
子供はもちろん、親もその姿を見ているのは辛いですよね…?
幼児の便秘は、なるべく早めに対応するのが一番です!
この記事では、長引いている息子の便秘の状況を交えながら「子供が便秘になったら親がすべきこと」を紹介します。
息子の場合、親である私の無知が、便秘を長引かせるようになった一因だと感じています。
全ての方に当てはまる訳ではありませんが、長引く便秘は本当に辛い!!
そんな私の反省から語ります…!
「子供が便秘で泣く」理由と、悪化の原因とは?
便秘になる理由は、子供によって様々です。
● 食事内容
● 運動不足
● 精神的なストレス
● 病気 などなど
息子は、生後6ヶ月頃に胃腸炎にかかり、下痢を繰り返していたので、小児科で下痢止めを処方してもらいました。
それを飲んでいたら、そのまま便が出なくなり、便秘になりがちに…
その後、慢性的な便秘になってしまいました。
このように、便秘になるきっかけは、人それぞれ。
かつ、本当にささいなきっかけで、便秘になってしまうのです。
子供が「便秘かな?」と思った時に、すぐに対応できることとしては、
● 食物繊維を摂る食事にする。
● 水分量を増やす。
● 運動量を増やす。
● かかりつけ医に診てもらう。(薬を飲む)
上記のような対策ですぐに解消できれば、それに越したことはありません。
息子の場合、少し改善したかと思えば、また便秘に、という状況を繰り返していました。
この時点では、私の無知により、あまり深刻にとらえなかったのです。
そして、どんな対策をしても状況は悪化していき、下記のような状態になってしまいました。
● 3日~1週間排便しない
● 排便時に、泣くように(スムーズに出ることがなくなる)
● 出るときは、一気にドバッと出る
● 便意を感じると、顔を真っ赤にして踏ん張るが、ほとんど出ていない
つまり、
① 便を溜めてしまうので、どんどん便がかたくなる
② 排便時の痛さを経験
③「排便=痛いからイヤ」となり、無意識のうちに我慢
という状況になり、排便恐怖を感じるようになってしまったのです。
(特に息子は、敏感な性格もあり、「排便恐怖」をより強く感じてしまうようでした。)
そのため、食事内容や運動など、よくある便秘対策は、全く意味がなくなってしまったのです。
便意がきても、無意識に我慢するようになってしまったんだよね…
まだコミュニケーションがとれる月齢でもないので、「ウンチしたくなったら、踏ん張るんだよ!」と言っても、伝わりません。
こういった状況が続くようになってから、私は徐々に深刻さを感じるようになったのです。
これが、ちょっと遅かった…!
排便がない状態が数日続いても、排便するとホッとして、「出たなら大丈夫だ!」と自分に言い聞かせていた部分があったかも…
処方された薬も「あまり薬は飲ませたくない」という気持ちから、排便した日は飲ませなかったりしたこともありました。
これが、NG!!
便秘はクセになります。
溜めぐせがついてしまうと、なかなか治らないのです。
徐々に、薬の量や種類も変化していきました。
【便秘初期】便をやわらかくする薬
⬇︎
【悪化し始めると】かんちょう、座薬、下剤
というように、腸を無理矢理うごかすことで、排便を促す薬に変わっていきました。
息子は「排便恐怖」から、痛くないはずのやわらかい便すら、我慢するようになっていたのです。
お医者様からも「物事を理解するまで、成長を待ちつつ、服薬を続けていくしかない」と言われました。
子供の便秘、親がすべきことは?
子供が便秘になった時、悪化させないために親がすべきことは、まず「便秘のメカニズムを知る」ことです!
「便秘」について、親がきちんと理解することは、
① 薬を正しく飲ませられる
② 病院の先生が言っていること、処方されている薬の意味も、より深く理解できる
③ 子供の状態によって、対策を変えられる
ということに、つながります。
お医者様が丁寧に説明してくださる場合多いと思いますが、「便秘が起こる仕組み」「子供に合った対処法」をしっかり理解するために、オススメの本があります。
便秘治療の原則は、はっきりしています。お腹にとどこおってしまった便を、まず排出してしまい、とどこおらない状態を保つこと、このことにつきます。便秘が起こる「しくみ」を知って、毎日「すっきりしたお腹を感じる」習慣をつける。
ひとりひとり、からだの能力、感受性も異なるし、成長の早さも異なります。そのわずかな違いで、幼い子どもの便秘症ができあがる。
「赤ちゃんからはじまる便秘問題」より
私はこの本に出合えたことで「子供の便秘」との向き合い方が変わりました。
便秘が続く
⬇︎
症状が悪化する
⬇︎
便秘が慢性的になり、腸自体が排便しにくい状態になる
(直腸がひろがり、便意も感じにくくる)
つまり「溜めぐせ」をつけてしまうと、治療がどんどん大変になってしまいます。
便秘は「そのうち治る」ことではない、ということを、思い知らされたのです。
食事や服薬など「毎日排便させる」ための対策は、子供の便秘の状態や環境によっても変わってくるので、親が「便秘」の仕組みを理解した状態で、かかりつけのお医者様に相談するのが一番です。
ただ、診てもらっているお医者様に不安を感じる場合は「便秘外来」という、便秘を専門で診てくださる病院を探してみるのも良いかもしれません。
信頼して診てもらえるのが、一番だもんね!
悪化した子供の便秘は、焦らず治す!
幼児の便秘は、焦らず、治していきましょう!
その1番の理由は「焦ると、メンタル的なプレッシャーから、さらに出なくなることもある」からです。
便がかたくなって排便痛が起きれば、再び排便恐怖に…悪循環が続きます。
また、その子の体質によっても違います。
毎日排便が理想的ですが、2〜3日に一度でも、スムーズにスッキリできていればOKなのです。
その子が無理なく排便できるペースを見つけましょう。
さらに、成長するにつれて、食事量も運動量も、増えていきます。
長年悩んでいた便秘だけれど、食事量や運動量が増えたことで、自然と治る場合もあるのです。
お医者様も「すごく繊細な性格もあるので、親の焦りがプレッシャーに感じ、さらに便秘が悪化することもあるので、焦らずゆっくり成長と共に治していきましょう!」とおっしゃってくれています。
「焦りは禁物」ってことだね!
焦らず、油断せず…!
【まとめ】「治らない便秘」を治すには、便秘のしくみを知ること
この記事では「泣くほどの子供の便秘」で親がすべきことについて、紹介しました。
「食事、水分、運動など、あらゆる便秘対策をしているけど、全然治らない!」
「薬を飲ませているけど、なかなか治らないから不安」
そんな便秘症のお子さまをお持ちの方、まずは便秘のしくみを、深く理解しましょう!
そうすれば、お子さまの症状の小さな変化にも気付くことができます!
その都度、改善に向けた対応ができます!
特に小さい子供の便秘は、悪化すると、なかなか治りづらいです。
ぜひ早めの対処をして、便秘問題から卒業し、元気な毎日が過ごせるようになるといいですね!
息子も生後6ヶ月の頃から便秘になりました。
だいぶよくなったものの、3歳の今でも薬で排便している状況です。