もくじ
「保育園に預けず働く」ことはできるの?

結果的に言うと、私、やってます!!
というより、ようやくペースをつかめるようになりました…
「保育園に預けず働く」には、
● 在宅ワーク
● 他の家族、一時預かりサービスなどに、子供をお願いできる時間だけ働く
● 子連れ出勤OKの職場に就職
● 自営の店舗などで、子供を連れて働く
など、色々な方法があります。

私は、子供が1歳半の頃から「在宅ワーク」をしています。
つまり、約2年「子供を保育園に預けず、仕事をする」ことに取り組んでいる訳ですが…
当初は、
● 保育園の“一時預かり”に週2程度お願いする
● “一時預かり”を断念
● 週に1度、実母に数時間子守をお願いする
と時間をつくるのに紆余曲折、諸々の段階を経て、
ここ1年くらいは、子供の寝ている間(昼寝+夜の就寝後)のみ、仕事をしています。(夫の休日に、時間をつくることもあります!)
自分の性格、子供の性格、職種、周囲の協力・理解状況などによって違いはあるものの、
結果的に言うと、「保育園に預けず働く」は可能なんです!
「保育園に預けず働く」メリット、オススメする点
①「しばらくは専業主婦!でも少しでも収入が欲しい」という人にピッタリ!
「子供が就園・就学するまでは家事・育児に専念する」という方も、
●「自分で稼いだお金がない」という状態が居心地悪い
● 育児という大役を担っているものの、何も生み出していない感覚がある
● 家計の足しに、少しでも収入が欲しい
「ちょっとでも働きたいなぁ〜」
と感じることはありませんか?
「やっぱりガッツリ働くために、保育園に預けたい!」と決意する方は、もちろんそれがベスト!
ただ、「現状働いていない(これから就職する)人が、保育園に入れるのは、かなりレア」という保育園激戦区に住んでいる方も多いです。
そういう状況にガッカリする気持ちを持つのであれば、「保育園に預けず働く」ことにチャレンジしても良いと思います。

もちろん「誰でもすぐ簡単にできます!」というものではないです。
周囲の協力・理解も必要ですし、何より自分ののヤル気が必要!
でも、これにチャレンジすることで、「収入」以外の以下のようなメリットも得られるのです!
② スキルが身につく
仕事そのもので身につくスキルの他にも、時間捻出の工夫をすることで、家事力・段取力・計画力も自然に身につきます。

「育児も家事も仕事も、全て完璧!」というのはなかなか難しい…
優先順位を見極めて「低い順位のものは、切り捨てる(または手を抜く)」という荒技だって、身につきます。
何かを得ようとするなら、何かをあきらめることも大事…!

私はわりと完璧主義だったので、「仕事もやりたい」「家もキレイにしていたい」「料理も作りたい」「子供との時間も充実させたい」と思っていました。
でも、無理!! 私のキャパシティでは、全部はとても無理!
だんだんと手抜き家事を覚え、人に頼ることも覚え…
「私にとって、家事の優先度は高くないんだ」と自分の本質にも気づきました。
今の私が出産前の仕事に戻ったら、ものすごく要領よくこなせていたんじゃないか?! と思うほどです。
子供の手がはなれて、仕事に費やせる時間がもっと増やせる時がきても、生涯このスキルは役立ちます!!
③ 社会とつながっていられる
孤独を感じがちな育児ですが、社会的な接点があると孤独がやわらぐこともあります。

特に出産前にバリバリ働いてきた人は、産前・産後の生活のギャップをなかなか受け入れられなかったりするよね…
私は家で仕事している時間が、今はリフレッシュ時間になっています!
子供との世界、子供を通したつながりだけでは、どこか不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
子供を通す以外の、外とのつながりを持つことで、社会の動きに更に興味を持てたり、自分が今後やりたいことを見つめることができたりと、自身の充実感を得ることもできます。
④ かわいい時期にたくさん一緒にいられる
0〜3歳くらいの子供と歩いていると「今が一番かわいい時期ね〜」と声をかけてもらえることも多いです。
常にそう思える訳ではないのですが(逃げ出したくなるときだって〜!)、
もちろん、子供はやっぱりカワイイ!
就園・就学したら、こんなにベッタリ一緒にいられることは、一生ないでしょう。
だからこそ「今を大事に過ごしたい!」
なんだけど……
心の余裕を持つためにも、
「本当はちょっとだけ働きたい」と感じるママさんも、実はたくさんいるのです!

そういう気持ちにフタをしたり、罪悪感を感じているママさんも多いよね。
「どちらも大切!」それもイイじゃない!
それを実現させる一つの方法が「保育園に預けない働き方」です

仕事の時間を捻出・集中するために、ほぼ毎日、午前中は公園に行ったり、近所のお友達と遊んだりと、子供との時間を全力で過ごしています!
働く時間があると、自分の中のメリハリや心のバランスがとれるので、子供と過ごすたっぷりの時間も、より充実させることができます。
「保育園に預けず働く」 デメリット、大変な点

① 時間確保が難しい
保育園に子供を預けず働くのだから「仕事をする時間」は、
● 他の家族や一時預かりサービスなどに、子供をお願いしている
● 子供が寝ている
● 子供の相手をしながら
のいずれか。
職種、自分と子供の性格、周囲の協力体制によっても、子供の対応をどうするかは変わってきます。

息子は一人遊びもなかなかせず…メールチェックをしようとするだけと「ダメー!」と飛んでくる感じ。
子供の相手をしながら在宅ワークをするのが、ほんの少しの時間でも厳しかったので、「子供が寝ている間だけ仕事をしよう!」と決めました。
結果的に、その方がイライラしない…!
でも、全然寝なくて困る…ということは、しょっちゅうです。
保育園は決まった時間に通うことができるので、通園している間は仕事に集中できます。
「保育園を利用しない」場合は、「仕事時間をつくる」ことも、日々自分で調整しなければなりません。
② 収入アップは努力が必要
もちろん、仕事内容、能力、ヤル気次第ではあるので、一概には言えませんが、限られた少ない時間での収入アップは、自分自身の単価を上げていくということ。
「時間をつくる」こと自体が大変な中、収入アップを実現させるのは相当な努力が必要です。
ですが…
「時間を捻出し、子供を納得させ、周囲との関係を保ち、仕事をする」
大変ではありますが、未来の自分を助ける力をつけることにもなるのです。

子供の手が離れ、仕事を増やせる段階になっても、この期間の努力は大きな自信になっていると確信しています!
③ ペースをつかむまで時間がかかる
仕事を始めると、保育園に預ける・預けないに関わらず、親子共々生活が変わるので、ペースをつかむのは大変です。
「保育園に預けない」選択は、先ほども書いたように「時間を確保する」ことから仕事が始まるようなものなので、その分、労力がかかるかもしれません。
また、子供もどんどん成長します。
お昼寝をしなくなったり、急に預け先に行くのを嫌がったり…

保育園の集団生活と先生のパワーはホントにすごい!
そういった環境だと、子供も適応していきやすいけれど、周りに子供がいない状況だと、子供も要求を押し通そうとしがちです。
「家にいながら簡単にお仕事!」みたいな言葉も、求人サイトなどでよく見かけますが、乳幼児をみながら仕事をするのは、決して簡単ではない…!!
そういったキャッチコピーも溢れる世の中なので、「時間をつくる→仕事をする」ことの大変さが、家族や周囲の人から理解を得られず、悲しい思いをすることもあるかもしれません。

でも仕方ないのかな…
私も赤ちゃんってずっと寝てるものだと思っていたし、どんな子でも一人遊びはするものだと思っていた。
一時託児に預けるのが難しい子がいるなんてことも知らなかった…!
何事も経験しなければ、分からないものね…
なので、周囲の理解・協力がなかなか得られない場合は、積極的に協力を仰ぎましょう!!

私の場合、夫に大変アピールをするより「この日は仕事がしたいから、3時間子供をお願いね!」と具体的にスケジュールをたててお願いした方が、理解が得られやすい気がしています。
子供をみながら仕事をするのは、子供の要求も常に自分が間近で受け入れるということです。
もちろん、それはメリットの一つ。
子供がまだ小さいうちは「○時から○時まで、ちょっと大人しくしててね!」というのは不可能。こちらが仕事のペースを変えられるくらい、臨機応変に対応する心構えが必要です。
④ いざという時の預け先があった方が心強い
“保育園”という、強力な子育てパートナーがいない状態で仕事をする、
でも一人で全てを背追い込むのは、心身ともに結構キツイ…
周囲に協力してもらえる環境があればあるほど、絶対に良いです!
普段から、協力してくれる家族、親族、近所の方には、自分の状況を話しておいたり、一時預かりサービス等に登録しておいたりしておきたいところ。
「いざという時」は突然やってきます。
早めに動いておいた方がいいです。

私も在宅ワーク開始当初は、「保育園の一時預かり」「実母」「休日の夫」と万全のサポート体制で挑んだはずでした…
が…!
息子の便秘が悪化、保育士さんも難色をしめし、保育園の一時預かりを断念
➡︎ 実母の入院のため頼れなくなる
➡︎ 今、頼れるのは休日の夫だけ!
という状況です。
何があるかわからないので、頼れる人が多いのは、安心感につながります!
このように大変な点もありますが、「保育園に預けず働く」ことは、収入以外に得られることもたくさんあるのです!

在宅ワークを始める前は、続けられるのか、とても不安でした。
でも、産後たまたま行ったベビーマッサージ教室の先生が
「“いつか仕事復帰したい”と思っているなら、今のうちから細〜くでもやっておいた方が、心の不安を取り除くためにもイイよ!」
と話されていたことが、すごく心に残っていて、一歩踏み出す勇気にもなりました。
「保育園に預けず働く」方法4選

さて、では「保育園に預けず働く方法」には、どんなものがあるのでしょう?!
お子さんやご家庭の状況に合わせて、自分に合ったお仕事にぜひチャレンジしてみてください!
① 在宅ワーク
今の時代、インターネット環境も整っているので、「家で仕事をする」ことのハードルが下がっています。
求人のある職種も多岐にわたっており、在宅ワークの幅はとても広がっています。

私もパソコンでのオンライン面接を数回行い、一度も担当の方と直接お会いすることなく、仕事が決まりました!これにはビックリ!
その経緯は『ママワークスの口コミは?メリット・デメリットを実際の在宅ワーカーが解説』に書いていますので、あわせてどうぞ!
在宅ワークの中でも「時給制」「出来高制」の仕事もあれば、「正社員」「アルバイト・パート」「業務委託」の仕事もあり、様々な形態があります。
「好きな時間に・好きな場所で」できる仕事が多いのは、在宅ワークの最大のメリット。
保育園に預けず働きたいママさんにはピッタリの形です!
「ちょっと気になるな…」という方は、以下の記事もご覧ください。
≫【育児中の在宅ワーク】初心者でも始めやすいおすすめの仕事は?
② 単発や短時間の派遣・アルバイト・パート
家族や一時預かりサービスなど、周囲の協力体制が整っている場合は、単発や短時間の派遣・アルバイト・パートで働くという方法もあります。
継続的な仕事に自信がない場合は、単発がオススメ!
そういった形で始め、お子さんの様子を見ながら、自分たちのスタイルに合う仕事を探してみても良いですね!
主婦力を活かして、家事代行のお仕事もオススメです!
「1日2時間〜OK」というように、好きな日程で働ける場合が多いです。
\家事代行のお仕事に登録/
● CaSy(カジー)
➡︎ 週1回2時間からでOK。時給1450円からの家事代行のお仕事。 研修やサポート体制も整っていて、安心です。
● タスカジ
➡︎ 1日3時間〜OK!掃除や料理の家事意外にも、ペットケアや整理収納が好きな人にもオススメです。
③ 託児所付きの職場で働く
「保育園に入れないけど、本当はガッツリ働きたい!」という人は、託児所付きの職場で働くのがベスト!
専門的な職種でなくても、病院、保育園、保険会社など、託児所完備の求人も案外たくさんあります。
\託児所付の仕事が見つかる求人サイト/
● indeed(インディード)
➡︎ アルバイトから正社員など、様々な求人が掲載されています。キーワードに「託児所完備」と入力して検索!
● リクルートエージェント
➡︎ しっかり働きたいなら、サポートを受けながら就職活動するのもあり!「託児所あり」と希望を伝えて、求人情報を紹介してもらいましょう。
● ヤクルトレディ
➡︎ 企業内保育所があることで有名。子育てママが多く在籍しているので、仲間がたくさんいて安心して働けます。
● ハローワーク
➡︎ お近くのハローワークで直接相談することもできますが、ネット検索もできるんです。フリーワードに「託児所」と入力、OR検索またはAND検索にチェックを入れて、検索!
④ 趣味やスキルを売る
「どこかと契約して仕事をするのは、自信がなくて踏み出せない…」という方には、趣味でつくったハンドメイド作品や、これまで培ったスキルを個人で売るという方法もあります。
これなら時間の制約も一切ないし、作業できない時はストップすることもできるので、「子供が病気がちで、仕事をしたいけど、躊躇している…」というような状況の人も始めやすいです!
\趣味・スキル・経験を販売できる/
● minne(ミンネ)
➡︎ 雑貨、アクセサリー、家具、ファッションの他、食品も売ることができます。子育ての合間に作った手芸やスイーツなどを販売し、スキルをアップすることも可能!
● ココナラ
➡︎ モノを売るのではなく、自分のスキルや得意を販売できます。子育て、美容、ファッション、健康法、ガーデニング等々、得意分野の相談を受けたり、イラスト、写真、翻訳等のサービスを売ることも!料金も自分で設定できるので、起業のウォーミングアップにもなります。
● 【アスクビー】
➡︎ 自分が講師となり、「ちょっとしたコツ」を10分からWeb上で売ることができます。専門分野はもちろん、料理、ゲーム、子育てなどの得意分野から、雑談まで何でもOK!
【まとめ】ゆっくり親子でペースをつかむべし!
無謀にも思えていた「保育園に預けず働く」こと…
それぞれの工夫と、周囲の協力で、実現させることが可能です!

ペースをつかむための試行錯誤も、
● 子供と自分を見つめるきっかけになる
● 主婦力アップにつながる
と、仕事以外のスキルアップになるもんなんだね〜!
産休・育休を経た職場復帰に比べると、「保育園に預けず働く」のは、気持ちのハードルが少し高いかもしれません。
ですが、案外、挑みやすいのです!
「私、できるのかな…?」とお考えの皆さん、
ぜひ自分に合ったスタイルを見つけるつもりで、「保育園に預けず働く」にトライしてみてください!

「仕事が楽しい」「息抜きにもなる!」という状態になると、ついつい「もっと仕事がしたい!」と思うことも…
でも、バランスはとーーーっても重要!
育児は、予期せぬことだらけ。
「保育園に預けず働く」にチャレンジするなら、少し余裕を持った仕事量から始めるのが、長続きするコツです!
親子でゆっくりとペースをつかんでくださいね!!
「保育園に預けず働く」って可能なのかなぁ?