「そもそも保育園に預けず働くって可能?」
「幼稚園に入るまで子育てに専念した方がいい?あえて働くメリット・デメリットは?」
「保育園に預けず働くにはどんな方法がある?」
この記事では、子供が1歳半から保育園に預けずに仕事をすることに取り組んできた私が、そのメリット・デメリット、方法をご紹介します!
もくじ
保育園に預けず働くことはできる?
「保育園に預けず働く」ことはできます!
といっても「保育園に預けず働く」のは、簡単ではありません。
そもそも「保育園に預けず働く」ためには、
のどれかに当てはまる必要があります。
私は在宅ワークを始めましたが、基本の仕事時間は「子供が寝ている間」のみ。
とはいえ当初は、 保育園の「一時預かり」に週2程度お願いする予定でもいましたが、諸事情により、それを断念!
今度は、実母に週に1度で子守をお願いする予定も、実母の病気で断念!
結果、基本的には子供の寝ている間(昼寝+夜の就寝後)のみが仕事時間というスタイルに落ち着きました。(夫の休日に時間をつくることもありますが、1日の仕事時間は3〜4時間程度でした。)
自分自身の性格、子供の性格、職種、周囲の協力や理解状況などによって違いはあります。
そして、決してラクではありません。
それでも「保育園に預けず働く」は可能なんです!
保育園に預けず働くメリット、オススメする点
「保育園に預けない+働く」メリットは、なんでしょうか?
それは…
です!詳しくご説明しますね!
①少しでも収入が欲しい人にピッタリ!
もちろんガッツリ働くには、保育園の利用はマスト!保育園の協力なしでは、フルタイムで働くなんて不可能!
でも…
「自分のお小遣いくらいは稼ぎたい」
「子供にちょっとしたものを買ってあげたくても躊躇してしまう」
「自分で稼いだお金がない状態が居心地悪い」
「育児という大役を担っているものの、何も生み出していない感覚がある」
「家計の足しに少しでも収入が必要」
こんな風に、ホントはちょっとでも働きたいんだよなぁ〜と感じている人も多いはず!
さらに「現状働いていない人が、保育園を確保できるのはかなりレアケース」という保育園激戦区も多い!
未就園児を持つ方にとって
「働く or 働かない」
「保育園 or 家庭保育」
の選択は、天と地くらい別物に感じます。
そんな現実の中でも、
その間にチャレンジするのが「保育園に預けず働く」ことなんです。
「少しでも自分の収入がある」ことは、心の余裕にもつながります。
もちろん「カンタンに収入GET!」なんてことはあり得ません。
周囲の協力・理解も必要ですし、何より自分のヤル気が必要!
でもこれにチャレンジすることで、「収入」以外の以下のようなメリットも得られるのです!
②スキルが身につく
仕事そのもので身につくスキルの他にも、時間を捻出するための工夫をすることで、家事力・段取力・計画力が自然に身につきます。
「育児も家事も仕事も、全て完璧!」というのは絶対に難しい…
優先順位を見極めて「低い順位のものは、切り捨てる(または手を抜く)」という荒技だって、身につきます。
何かを得ようとするなら、
何かをあきらめることも大事…!
私自身「仕事もやりたい・家もキレイにしていたい・手料理も作りたい・子供との時間も充実させたい」と思っていました。
でも、私のキャパシティではとても無理!
手抜き家事を覚え、
人に頼ることも覚え、
「私にとって、家事の優先度は高くないんだ」と自分の本質にも気づきました。
今の私が出産前の仕事に戻ったら、ものすごく要領よくこなせていたんじゃないか?! と思うほど。
子供の手がはなれて、仕事に費やせる時間が増やせるようになっても、物事を効率よく進めていくスキルは生涯役立ちます!!
③社会とつながっていられる
孤独を感じがちな育児ですが、社会的な接点があると孤独がやわらぐこともあります。
特に出産前にバリバリ働いていた人にとっては、産前・産後の生活のギャップをなかなか受け入れられなかったりすることも…
子供との世界、子供を通したつながりだけでは、どこか不安…
子供以外の外とのつながりを持つことで、社会の動きに更に興味を持てたり、自分が今後やりたいことを見つめることができたりと、自身の充実感を得ることもできます。
今は仕事している時間が、私のリフレッシュ時間でもあります!
④子供と一緒にいられる時間が長い
0〜3歳くらいの子供と歩いていると「今が一番かわいい時期ね〜」と声をかけてもらえることも多いです。
就園・就学したら、こんなにベッタリ一緒にいられることは、一生ないでしょう。
だからこそ、今を大事に過ごしたい。
それは分かっている。
なんだけど……
心の余裕を持つためにも、
「本当はちょっとだけ働きたい」と感じる心にフタをしたり、罪悪感を感じたりしていませんか?
「どちらも大切!」それでイイんです!!
それを実現させる一つの方法が
「保育園に預けず働く」ということ!
午前中は公園に行ったり、近所のお友達と遊んだりと、子供との時間を全力で過ごしているけど、それは「午後のお昼寝のため」と言っても過言ではない!
働く時間があると、自分の中のメリハリや心のバランスがとれるので、子供と過ごすたっぷりの時間をより充実させることにもつながります。
保育園に預けず働く デメリット、大変な点
では次に「保育園に預けない+働く」デメリットを見ていきましょう!
1つずつ、詳しく紹介しますね!
①時間確保が難しい
保育園に子供を預けず働くのに一番苦労するのは、時間確保です。
「仕事をする時間」は、
- 家族や一時預かりサービスなどに子供を見てもらえている
- 子供が寝ている
- 子供の相手をしながら
のいずれかです。
職種、性格、周囲の協力体制によっても、子供の対応をどうするかは変わってきます。
息子は一人遊びもなかなかせず…メールチェックをしようとするだけと「ダメー!」と飛んでくる感じ。私の作戦を見破っている感じ…笑
我が家の場合、「子供の相手をしながら在宅ワーク」は、少しの時間でも厳しかったので、「仕事は子供が寝ている間だけ」と決めました。
「やろうと思ったけどできない」というストレスを減らすには、結果的にその方が良い…!
「保育園に預けない働き方」は、「仕事時間をつくる」ことから取り組まなくてはなりません。
早くやっておけばよかった!
②収入アップは努力が必要
仕事内容、能力、ヤル気次第ではあるので、一概には言えませんが、限られた少ない時間での収入アップは、自分自身の単価を上げていくということ。
「時間をつくる」こと自体が大変な中、収入アップを実現させるのは相当な努力が必要です。
ですが…
「時間を捻出し、子供を納得させ、周囲との関係を保ち、仕事をする」
これはとても大変ではありますが、未来の自分を助ける力にもつながります。
子供の手が離れ、仕事を増やせる段階になっても、この期間の努力は大きな自信になっていると確信しています!
③ペースをつかむまで時間がかかる
仕事を始めると、保育園に預ける・預けないに関わらず、親子共々生活が変わるので、ペースをつかむのは大変です。
「保育園に預けない」選択は、前述の通り「時間を確保する」ことからが仕事なので、その分労力がかかるかもしれません。
子供もどんどん成長します。
お昼寝をしなくなったり、急に預け先に行くのを嫌がったり…
保育園の集団生活であれば適応していきやすい子供も、同じ環境の子供がいない状況だと、甘えが出たり、要求を押し通そうとしたりと、骨が折れることも多いかもしれません。
「家にいながらカンタンにお仕事!」みたいな広告も見かけますが、乳幼児をみながら仕事をするのは、決して簡単ではない…!!
「家にいればスキマ時間にできるでしょう」という風潮もあり、「仕事をするために時間をつくる」ことの大変さが、家族や周囲の人から理解を得られず、悲しい思いをすることもあるかもしれません。
こういう場合は、積極的に協力を仰ぐしかない!!
夫に大変アピールをするより「この日は●時〜●時まで子供を見ててね!」と具体的なスケジュールを立てて、協力を得ています。
「親が働くことを子供に理解してもらう」「働くには周囲の協力が必要だと理解してもらう」時間がかかるかもしれません。
ペースをつかめるまでは、こちらが臨機応変に対応する心構えが必要です。
④いざという時の預け先があった方が心強い
“保育園”という、強力な子育てパートナーがいない状態で仕事をする、
でも一人で全てを背追い込むのは、心身ともに結構キツイ…
周囲に協力してもらえる環境があればあるほど、絶対に良いです!
普段から、協力してくれる家族・親族・近所の方には、自分の状況を話しておいたり、一時預かりサービス等に登録しておいたりしておきたいところ。
「いざという時」は突然やってきます。
早めに動いておいた方がいいです。
私も在宅ワーク開始当初は、
「保育園の一時預かり」
「実母」
「休日の夫」
と万全のサポート体制で挑んだはずでした…
が…!
息子の便秘が悪化、保育士さんも難色をしめし、保育園の一時預かりを断念
→実母の入院のため頼れなくなる
→今、頼れるのは休日の夫だけ!
という状況です。
何があるかわからないので、頼れる人が多いのは、安心感につながります!
このように大変な点もありますが、「保育園に預けず働く」ことは、収入以外に得られることもたくさんあるのです!
在宅ワークを始める前は、続けられるのか、とても不安でした。
でも、産後たまたま行ったベビーマッサージ教室の先生が
「“いつか仕事復帰したい”と思っているなら、今のうちから細〜くでもやっておいた方が、心の不安を取り除くためにもイイよ!」
と話されていたことが、すごく心に残っていて、一歩踏み出す勇気にもなりました。
保育園に預けず働く方法4選
さて、では実際に「保育園に預けず働く」には、以下のような方法があります!
お子さんやご家庭の状況に合わせて、自分に合ったお仕事にぜひチャレンジしてみてください!
①在宅ワーク
保育園に預けず働く方法の1つ目は、在宅ワークです。
インターネット環境が整い、「家で仕事をする」ことのハードルが下がっている現在は、求人のある職種も多岐にわたっており、在宅ワークの幅はとても広がっています。
私がチャレンジしたのも、
在宅ワーク。
「ママワークス」という求人サイトで情報を集め、オンライン面接を数回行い、担当の方と一度も直接お会いすることなく、仕事が決まりました!
これにはビックリ!
在宅ワークの中でも「時給制」「出来高制」の仕事もあれば、「正社員」「アルバイト・パート」「業務委託」の仕事もあり、様々な形態があります。
「好きな時間に・好きな場所で」できる仕事が多いのは、在宅ワークの最大のメリット。
保育園に預けず働きたいママさんにはピッタリの形です!
公式サイト ママワークス
仕事を見つけた経緯はコチラ!
②単発・短時間ワーク
保育園に預けず働く方法の2つ目は、単発・短時間ワークです。
家族や一時預かりサービスなど、周囲の協力体制が整っている場合は、単発や短時間の派遣・アルバイト・パートで働くという方法もあります。
継続的な仕事に自信がない場合は、単発がオススメ!
そういった形で始め、お子さんの様子を見ながら、自分たちのスタイルに合う仕事を探してみても良いですね!
単発・短時間が多い求人サイト
主婦力を活かして、家事代行のお仕事もオススメです!
「1日2時間〜OK」というように、好きな日程で働ける場合が多いです。
家事代行のお仕事登録
● CaSy(カジー)
➡︎ 週1回2時間からでOK。時給1450円からの家事代行のお仕事。 研修やサポート体制も整っていて、安心です。
● タスカジ
➡︎ 1日3時間〜OK!掃除や料理の家事意外にも、ペットケアや整理収納が好きな人にもオススメです。
③ 託児所付きの職場で働く
保育園に預けず働く方法の3つ目は、託児所付きの職場で働くことです。
「保育園に入れないけど、本当はガッツリ働きたい!」という人は、託児所付きの職場で働くのがベスト!
専門的な職種でなくても、病院、保育園、保険会社など、託児所完備の求人も案外たくさんあります。
託児所付きの仕事を見つけやすい
● indeed(インディード)
➡︎ アルバイトから正社員など、様々な求人が掲載されています。キーワードに「託児所完備」と入力して検索!
● リクルートエージェント
➡︎ しっかり働きたいなら、サポートを受けながら就職活動するのもあり!「託児所あり」と希望を伝えて、求人情報を紹介してもらいましょう。
● ヤクルトレディ
➡︎ 企業内保育所があることで有名。子育てママが多く在籍しているので、仲間がたくさんいて安心して働けます。
● ハローワーク
➡︎ お近くのハローワークで直接相談することもできますが、ネット検索もできるんです。フリーワードに「託児所」と入力、OR検索またはAND検索にチェックを入れて、検索!
④ 趣味やスキルを売る
保育園に預けず働く方法の4つ目は、趣味やスキルを売ることです。
「どこかと契約して仕事をするのは、自信がなくて踏み出せない…」という方には、趣味でつくったハンドメイド作品や、これまで培ったスキルを個人で売るという方法もあります。
これなら時間の制約も一切ないし、作業できない時はストップすることもできるので、「子供が病気がちで、仕事をしたいけど、躊躇している…」というような状況の人も始めやすいです!
趣味のスキルや経験を販売できる
【まとめ】保育園に預けず働くポイントは、焦らない!
無謀にも思える「保育園に預けず働く」ということ…
それぞれの工夫と周囲の協力を仰ぐことで、実現が可能です!
ペースをつかむための試行錯誤も、
▷子供と自分を見つめるきっかけになる
▷主婦力アップにつながる
と、仕事以外のスキルアップになるものです!
「仕事が楽しい」「息抜きにもなる!」という状態になると、ついつい「もっと仕事がしたい!」と思うこともありますが…
でも、バランスはとーっても重要!
育児は、予期せぬことだらけ。
「保育園に預けず働く」にチャレンジするなら、少し余裕を持った仕事量から始めるのが、長続きするコツです!
親子でゆっくりとペースをつかんでくださいね!!
私自身は子供が1歳半の頃に「在宅ワーク」を始めました。