毎日育児に家事にひたむきにいそしむ、専業主婦の皆さん、ワーママの皆さん!
「自分の時間がない!」と嘆いていませんか?
「子供が大きくなるまで仕方ない」と諦めていませんか?
「ちょっとしたスキマ時間、結局何もできていない」と肩を落としていませんか?
ハイ…私はかれこれ4年以上嘆いております。
それでも最近、だいぶ時間を使うのが上手くなってきた自負があるんです。
なぜなら…
試行錯誤しまくったから!!!
この記事では「育児中でも納得できる自分の時間を確保」すべく、私がやっている5つのことを中心にご紹介します。

産後すぐにこのことを実行できていたら、私の産後はもっともっとハッピーに過ごせたのか…と思いあぐねることもありますが、ウン、私にはこの右往左往が必要だっはず…!
全ての方に当てはまるとは言えませんが、育児中の時間迷子ママさんに少しでも参考になれば嬉しいです。
今ジタバタとあがくようにも見える試行錯誤が、これからの変容の時代を生きる上で、自分と家族にとって必ず力になると信じています!
一緒に頑張りましょ〜!
もくじ
自分時間を増やすには「満足度」が超重要!

自分時間を作る上で
「現実的に自分のために使える時間を増やす」
ことも大切ですが、それに加えて
「その時間を自分のために使えている実感」がとっても重要です!
私が心からそう実感したエピソードが2つ。
1つ目のエピソードは、息子の幼稚園入園時。
それまで「子供が寝ている間だけ在宅で仕事をする」というスタイルをとっていた私。(←今思えば、ものすごい頑張った…!)
息子が幼稚園に入園し「翼の生えた私になれる!」と意気込んだはずが…コロナによる入園延期、午前保育の連続、急な休園などなど、イレギュラーなことに心が対応できず、「全然時間が増えていない!」という心境に。
でもよくよく考えてみれば、明らかに使える時間は増えているのです。
突発的な出来事に「こんなはずじゃなかった」という気持ちに振り回され、増えた時間もそのネガティブな気持ちに侵され、「時間がある」実感を得られなかったのです。
このことから「時間を自分でコントロールしている実感」や「満足感」がなければ、「時間がない」状況からずっと抜け出せないんだと実感しました。
2つ目のエピソードは、さらにさかのぼり、息子が新生児の頃。
24時間つきっきり、トイレも歯磨きも満足にできない…という状況が続き、夜間の授乳に苦しみ、23時〜5時までうつらうつらとしつつも抱っこしながら泣き、授乳し続けた日のことは今でも鮮明に覚えています。
こんな状況が続いていたある日、息子を授乳しながら寝かしつけ。今日も全然寝ない…。「もういいや!」と言わんばかりに、テレビをつけ、音を極力小さくして見始めた深夜番組。
ものすごーーく面白い!
声を殺して笑いまくる!
なんだかスカーっとした気分♪
その時、産後初めて自分の世界に戻ってきたような感覚がありました。
それ以来、毎週その時間は授乳をしてようが、寝ながらであろうが(自分が眠過ぎるときは録画で)、「これだけは必ず見る!」と決めたことで、週に1度の極上の自分時間に。
無理矢理ねじこんだ自分時間ですが、たった30分でもとても満足度が高かったのです。
「時間があるのに、時間がないと感じる」
「時間がないのに、満足度が高い」
この2つのエピソードは、私が自分時間を模索する上で、結果的に大きな出来事となりました。
当時は決してピンときていた訳ではありませんが、こんな思いを経て、時間術に関するの本を読みあさり、数年にわたってトライ&エラーを繰り返すことに。
その結果「育児をしながら自分時間を作る」のにとっても効果的だった施策がようやく分かりました!
【実録】育児中に自分時間を作る5つの方法
私は「現実的な時間を増やす」「その時間の満足度を上げる」ことに意識を向けて、現在は以下の5つを実行しています。
①②が「現実的な時間を増やす」のにつながり、③④⑤は「時間の満足度を上げる」ことにつながっています。
①やらない家事を決めた
まず、全ての家事を完璧にこなそうとするのを止めました。(と言っても、もともと完璧にできてないけど…)
私がやめた家事は「買い物に行く」ことです。
食材の買い物の9割を「食材宅配」にしました。
なぜなら、買い物はすごく時間がかかるから。
私の場合、
身支度【5分】
+スーパーまでの往復【30分】
+買い物【20分】
+買ったものをしまう【5分】
×週3日
=月12時間
月に約12時間もの時間を、私は買い物に費やしていました。
12時間といえば…
1冊3時間かかる本が4冊も読めてしまうし、
ドラマを1クール分見られてしまうし、
仕事をすれば1万以上稼げてしまう!
食材宅配を利用している人は多いと思いますが、多くの場合、配達は週1回。
私は3つの食宅を併用することで、スーパーで食材の買い物はほとんどしません。
そうすることで、時間を生み出すだけでなく、ついつい買ってしまうスイーツや、誘惑の産物を買わないことに成功しています。
とはいえ…
息子の赤ちゃん時代は、まだ公園でも遊べない息子と家ばかりにいては息がつまってしまうので、気分転換に毎日スーパーに行っていました。運動にもなるし!
なので、全ての人に「買い物に行くのをやめる」ことをオススメする訳ではありません。
その他にもやめられる家事はあります。
- 掃除→ お掃除ロボットに、頻度を下げる
- 食器洗い→ 食洗機に
- 夕食作り→ ミールキットを使う、週2はお弁当で
などなど。
やめる家事のポイントは、
▷自分が負担に感じていること
▷苦なくできるけど、時間がかかるもの
捨てるものなくして得られるものもありません。
「それって家事をやらない言い訳じゃない?!」と心のどこかから聞こえてきそうな声に、最初はとらわれていましたが、実際に時間を得てしまえば、そんな声こそ「私が一歩踏み出さない言い訳じゃない?」と笑い飛ばせるようになりました。
②「選択」はまとめてやるようにした

時間の効率化はよく話題になりますが、私がやっている効率化は「選択はまとめてやる」ことです。
一日の中で「選択する」時間・回数って、案外多いです。
「晩ゴハンは何にしよう?」
「今日の子供の服はどれ?私も何着よう?」
「明日は晴れそうだから、大物の洗濯やろうかな?」
というような毎日行う選択から
「夏休み、子供をどこに連れて行こう?」
「そろそろ子供に習い事させる?」
「スキルアップのための勉強を始めたいけど、何から始めよう?」
という中・長期的に考える選択まで。
選択の積み重ねって、結構疲れます。
かつ、その選択は毎回同じようなもの。
答えを出さずにいると、問題が積み重なり、目に見えない形で追い詰められていく感覚におちいるのです。
↓こんな状況に身に覚えがある人は、選択に疲れています。
私「今日の夕食何がいい?」
夫「なんでもいいよ!ラクなもんでお願い!」
私「……(怒)」
夫(え!なんで怒っているの?!ラクしてねって言ってるじゃん!)
そう!そんな人は「作る」ことより「決める」ことに疲れているのです。
そんな経緯から、主に私がまとめている作業は、
①献立は1週間分まとめて考える(ついでに食材宅配の注文も)
②おかずは常に多めに作って作り置き
③洋服のコーディネートは季節ごとで固定
詳細は別記事で書きますね!
③週ごとにやることを決めた
出産前はONとOFFを分けてスケジュールを考えていましたが、これをやめました。
なぜなら、やることが多岐にわたるようになったから。
ON(仕事)とOFF(プライベート)どころか、子供の予定も加わり、両親との交流、お金の管理、「家をととのえるために家具を買いたい」「次の休みは子供をどこに連れて行こう」などなど、小さな選択から中長期的な選択まで、やることがありすぎて、スケジュールをカテゴリーで分けるとかえって混乱するようになったからです。
そこで仕事の予定も、子供の予定も、選択すべきことも、夕飯の献立も、全て把握できるスケジュールを週ごとに書き出すようにしました。


私の場合、こんなスケジュール表を使っています。
「朝/午前/午後」と大きく分けて、やるべきことを全て書き込み、私が一番落ち着いて目をやることができるキッチンに貼っています!
【スケジュールを立てる時のルール】
▷雑務や考えたいことも書き込む
▷思考が必要な仕事、選択するような作業はなるべく朝にやる
▷予備の時間を1週間に2コマくらい設定
これを繰り返していくことで「当初これくらいかかるかな?」と思っていた作業が、案外時間がかかるので「次は多めに時間をとろう」と見直すことができ、スケジュール通りにいかなくて破綻するということが徐々になくなってきたのです。

「子供用本棚を選ぶ」という予定も書き込んでしまうため、いつまで経っても収納しきれない本が散乱している…という事態もなくなってきました!
スマホや手帳を開かなくてもやるべきことが常に把握でき、「いつかやろうとしていること」もスケジュールに落とし込めるので、ささいな作業でさえ「できた!」という満足感を得られることができるのです。
④スキマ時間を狙い過ぎるのをやめた

「育児中に自分の時間をつくる」というとスキマ時間の有効活用が挙げられます。

以前は私もものすごーーい狙っていました、スキマ時間。
できればこのスキマ時間に、読書や情報収集のインプットにあてたい…!
が…
最近、このスキマ時間を狙い過ぎるのを止めたんです!
なぜなら、スキマ時間を狙ってやりたいことをしようとするも、子供からの声かけにおざなりな対応になる一方、結局たいしたインプットもできていない。
つまり狙ってねじこんだスキマ時間が、自分に使っているでも子供と過ごすでもない、とても中途半端な時間になっていたのです。
子供がひとり遊びをする時間ができ、いつの間にか
子供の活動停止中(=寝ている間)
➡︎スキマ時間
だったのが、
子供の活動中も
➡︎なんとかスキマ時間にならないか!
という意識になっていたのだと思います。
結果、自分にも子供にも有効に使えていない時間になんかモヤモヤ…
そこで、やったことは2つ。
①毎日20時〜1時間は子供との時間にして、息子提案の遊びをする
→スキマ時間を狙い過ぎていた寝る前の時間を子供との時間と決める
②料理+後片付け中は、イヤホンで音声でのインプット時間
→スキマ時間でやりたかったインプットを、ながら時間でやる
インプット時間が欲しいから、毎日料理を作っているような部分もあったり…
このことで「しっかり子供に向き合う時間」もとれ、「スキマ時間にやりたかったインプット」もできるようになりました。

なにより息子自身が、やりたいゲームや遊びを20時前にしっかり準備し「次はこれやる」と計画を立て、21時前には自分で片付けるようになったことに驚き!
▷わずかでも子供と100%向き合う時間を設定する
▷スキマ時間に自分がやりたいことを洗い出し、スケジュールに組み込む
ことが「時間の満足度を上げる」のに、とても有効でした。
⑤いちいち落ち込まない仕組みをつくった

手帳に書いた1年の目標を見て「できなかったことばかり」「全然思い通りに動けていない」とガッカリすることはありませんか?
こういったことが続くと「やっぱり自分はできない」とどこかで決めつけるようになります。
無意識に潜む「どうせできない!」
前進しようとしている人に対し、このメンタルブロックが一番やっかいです。
「できない自分」に意識を向けると、周囲のせいにしたり、自分を卑下し始めて、悪循環…
できない原因は、目標設定が高過ぎる(現状に見合っていない)こともありますが、そもそも育児中は自分でコントロールできない時間の日々なんです。
目標は達成するもの
⬇︎
目標はアップデートするもの!
「目標は頭の中のモヤモヤを解決するヒント」程度であると意識しましょう!
「そうはいってもねぇ…」と思っても、まずは日々意識することが肝心!
私がやった具体的な方法は
▶︎スケジュールは週ごとに
(本記事の③で紹介してます)
▶︎目標は書き換えられる紙に書く
「▶︎スケジュールは週ごとに」というのは、その週のやることリストでもあり、週の目標にもなります。
長期的な目標よりも、1週間という短期的な目標に意識を向けることで「できた!」ことが増え、満足感もアップしていきます。
もう一つの「▶︎目標は書き換えられる紙に書く」について。

私は年始に目標をたて、新調した手帳に書いていましたが、やはり年に一度の書く目標は、なりたい自分像が離れ過ぎ、やりたいことがいっぱいで、かなり盛られているんですよね…
これを普通のノートに書くことに変えました。
そして「たてた目標に無理がある」と感じたら、次のページにどんどん書き直していきます。
そのことで目標がどんどん具体的になり、行動が分解され、やるべきことも明らかになり、週ごとのスケジュールにも反映しやすくなっていきます。
「書き換える」ことを前提にした目標ノートならば、常にアップデートできるのです。
私はこれを実行することで「目標が変わることで落ち込む」ことがなくなり、「変化こそ成長!」と思えるようになりました。
必読!育児中の時間術で参考にした本
上記の5つの方法で私はようやく「自分時間ができてきた!」と実感できるようになりましたが、出産後、思うようにいかないことばかりで、時間術の本をたくさん読みました。
でもそのほとんどが「時間をどうコントロールするか」という内容で「時間がある前提」だったんです。
もともと自分が使える時間がゼロに近い育児中の人にとっては、なかなか参考にしづらく…
そんな中、私を救ってくれる2冊に出合いました!著者はVoicyでも大活躍なお二方です!
↓社会派ブロガーのちきりんさんの本。
↓もともとフルタイムワーママでもありながら、ヨガスタジオ経営、不動産賃貸業もやられているワーママはるさんの本。
育児中の時間迷子の方はぜひ読んでみてください!自分に当てはまる施策が見つかるはず!!
【まとめ】育児中に自分時間を見出すこと自体がホントに尊い…
最近ふと思います。
自分が思い描いていたキャリア通りには進んでいないかもしれない。
想像していた育児ができていないかもしれない。
出産して、全然スキルアップできている気がしない…
でも自分がコントロールしきれない状況下で「いかに時間を生み出し、効率的に使い、満足度を上げるか」これを実現しようと、もがきあがきながらオリジナルの時間術を見出している!
これって、ものすごいスキルアップなのではないかと!
柔軟に変化を受け入れながらも、自分の信念や核はしっかりと持ち続けられるようになれば、生涯自分の時間を充実させることができるスキルになると信じています!
もがいて、あがいて、自分なりの時間術を模索していきましょうね!!
こんにちは!キコです。