「食生活アドバイザー®を取得したいけど、独学で大丈夫かな?」
「通信教育とか受けないと、合格できない?」
「そもそも、どんな内容の試験なの?」
「合格したら、その資格をどう活かせる?」
「食生活アドバイザー®」合格に向けて、独学しようかどうか迷っている方、こんな疑問に答えます。

この記事を書いている私は、「食生活アドバイザー®」3級にギリギリで合格しました!もっとこうやって勉強すべきだった〜〜という反省も踏まえて、語ります…!
では、「食生活アドバイザー®」の独学のコツから、試験のアレコレまで、以下の内容をご紹介していきます!
もくじ
「食生活アドバイザー®」に独学で合格するコツ

結論から言うと、「食生活アドバイザー®」は、独学でも合格できます!
とはいえ、3級と2級で難易度も違うので、それぞれの対応策を見ていきましょう。
もともとの知識量によっても違いますが、基本はコレ!
【3級】→ 公式テキストだけでもOK!
【2級】→ 公式テキスト+@が必要!!
① 3級の勉強方法
まずは、公式テキストを読み込みましょう!
「全体を理解できるまで、何度も繰り返し読み、章末の問題をこなす」
まさに、これに限ります。
公式テキストで、出題される全てを網羅できる訳ではありませんが、テキスト内容を全て理解できていれば、合格ラインには到達します。

章ごとに、理解しやすい内容・難しい内容があると思いますが、なかなか理解できない内容の章は、4〜5回じっくり繰り返し読み込みました。
日をあけて読んでみて、スッと頭に入ってくるようになると、だいぶ記憶が定着している証拠です!
理解度テストには、無料アプリの利用もオススメ!
問題集をもう一冊別に買わなくても、理解度が深まります。

これらにも答えておけるようになると、さらに合格への近道に!
② 2級の勉強方法
公式テキストを読み込むのはもちろん、3級とは違い、これにプラス@の情報収集も必要です。
2級は、食の「消費者」の視点だけなく、「提供者」の視点もが要求される実務的な内容。
合格率も40%程度と、難易度も高いのです。
勉強方法は、3級同様、公式テキストで「全体を理解できるまで、何度も繰り返し読み、章末の問題をこなす」ことをベースにしつつ、
● ニュースや新聞で「食」に関するトピックを、意識的に頭に入れる
● 公式テキスト以外の問題集にも取り組む
ということも必要です。
そうすると、「食」や「生活」に関する事柄に、にアンテナがたてられるようになるので、自然に情報が目に入ってきます。

2級は「記述式」の問題もあるので、暗記ではなく「食」への興味・理解が欠かせません。
「それでもちょっと不安…」「絶対合格を目指したい!」方は⬇︎
● 通信講座(ユーキャン)
➡︎ テキスト・問題集だけでなく、スマホやタブレットでも見られる副教材がついていたり、疑問点をすぐに聞くことができる質問サービスもあり!
試験実施団体である「FLAネットワーク協会」の公認講座です。
● 直前に開催される「合格講座」
➡︎ 独学の総仕上げにオススメ!試験実施団体の「FLAネットワーク協会」が実施しています。
◇ 試験日の約3週間前に開講される1日完結型の講義
◇ 費用:3級:12,000円(税込)/2級:18,000円(税込)
試験対策だけに的を絞った講座なので、学習の仕上げに最適です。
③ 3級と2級を併願するのもアリ!
3級と2級の試験は、同日の午前/午後に実施されるので、併願受験することもできます。
出題内容も同じ分野なので、2級の勉強をすることで、3級の内容を網羅することも可!

「ちょっと力試しに3級から」もよし!「資格を活かすために必ず2級もとりたい!」もよし!
状況次第で、受験する級を選んでください。
「食生活アドバイザー®」の試験内容は?

① 試験内容
「食生活アドバイザー®」と聞くと、
「よい食生活を送るために「栄養」や「食事の献立」を学ぶ」
と感じる方もいるかもしれませんが、実はもっともっと深いです。
大きなカテゴリーで分けると、以下の6つ。
① 栄養と健康
➡︎ 栄養素の働き、病気と食事の関わり、運動と休養など。「食生活」と聞いて一番連想できる内容です。
例)『必須アミノ酸』ってよく聞くけど何? 生活習慣病の食事の注意点は?
② 食文化と食習慣
➡︎ 調理のコツや献立の工夫、行事と料理、テーブルマナーなど。
例)お祝い事(還暦・古希・喜寿…)や季節の旬の野菜をおさらいできる!
③ 食品学
➡︎ 食品の分類法を把握し、生鮮食品・加工食品の表示、アレルギー表示、栄養表示を読み解く。
例)賞味期限って、誰が決めているの? 「有機野菜」「無農薬野菜」って、何が違う?
④ 衛生管理
➡︎食中毒予防の決め手となる衛生管理。食生活の安全を守るために、具体的な対策をマスター。
例)食中毒にならないための、保存方法って? 一日おいたカレーって美味しいっていうけど、衛生的に大丈夫?
⑤ 食マーケット
➡︎流通の役割や小売の形態が多様化する中で、商品を正しく選ぶ目を養い、賢い消費者をめざす
例)バーコードの仕組みって?私たちの食べているもの、どこから、どうやって家までたどり着くの?
⑥ 社会生活
➡︎身近な税金や法律、経済など「食」を取り巻く消費生活と社会のしくみについて理解を深める。
例)今の日本の食糧自給率って、どのくらい?
「知っているようで知らない」ような内容もたくさん!
- カラダの調子が気になるので、これを機に正しい知識を身につけたい
- 子供の食育に活かしたい
- 「食」分野で働いているので、仕事に活かしていきたい
という思いを持った方にピッタリの内容です!
② 2級と3級の違いって?
先ほどの「勉強方法」の部分でも触れましたが、2級と3級の違いと言えば、
3級 ➡︎『消費者』の立場から食生活を見直すことが目的とされる内容。
2級︎ ➡︎『食を提供する立場』から、食ビジネスの視点までもが要求される実務的な内容。
つまり、3級は消費者目線、 2級は食を提供する側の目線の内容です。
当然、2級の方が難易度が高いです。
③ 合格率は?
平均で、3級が65%、2級が40%です。
(実施回によって、違いはあります)
④ 試験概要
試験日 | 7月(第2日曜日)、11月(第4日曜日) |
試験時間 | 90分(3級・2級ともに) |
出題形式 | 【3級】選択問題(マークシート) 【2級】選択問題(マークシート)+記述式問題 |
受験資格 | なし |
受験会場 | 札幌・仙台・さいたま・千葉・東京・横浜・新潟・金沢・静岡・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡(2020年現在) |
受験料 | 【3級】 5,000円 【2級】 7,500円 【3級、2級併願】 12,500円 |
合格ライン | 【3級】1問2点 合格点60点以上(100点満点) 【2級】選択問題1問2点・記述問題1問3点 合格点74点以上(123点満点) |
公式サイト | www.flanet.jp |
⑤ 申し込みの流れ
❶ Webサイトから受験願書を請求。(願書請求期間のみ、請求ボタンが出てきます。)
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❷ 願書が送られてくる
⬇︎
❸ 受験料を振り込む
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❹ 受験票が送られてくる(受験日の10日~1週間前くらい)
※わりと受験日ギリギリなので、要注意です!
⬇︎
❺ 受験!!
「食生活アドバイザー®」はどう活かせる?
① 仕事にも日常生活にも、活かし方はアイディア次第!
「食生活アドバイザー®」という資格は、民間の資格で、
「この資格がないと○○の職業につけない」ということはありません。
その分、この資格の活かし方の可能性は大きいです。
● 飲食店で
新しいメニューやレシピの提案したり、近年の食マーケットを知ることで、店舗の運営・管理にも役立ちます!
● 教育現場で
教育現場で推進されている「食育」にも役立ちます。食事を楽しむためのマナーや、食を取り巻く環境についても、子供を指導するための必要な知識・教養が身につきます。
● 家庭生活で
家族の健康を守るため、食生活のバランスをととのえる食事、調理のコツ、献立の工夫などから、季節のイベントに関わる食べ物など、さまざまな知識を身につけることができます。
それ以外にも、
「ホームヘルパー+食生活アドバイザー®」
「保育士・教師+食生活アドバイザー®」
「調理師+食生活アドバイザー®」
といったように、資格を掛け合わせることで、あなたオリジナルの強みにつなげることもできます!
② 合格者の特典は?
合格した希望者は『食生活アドバイザー®会員』に入会することができます。
年会費 5,000円(前納)※会員期間 1年毎の更新
①『食アド®情報誌』が届く!
「食と生活」に関する新聞記事や、食生活アドバイザー®の活動をまとめた情報誌が、年2回届きます。
②『食アド®PRESS』(タブロイド判)が届く!
さらに、会員にとって有益な情報がまとめられたタブロイド紙が、年4回届きます。
③ 情報交流会に参加できる!
会員同士のコミュニティーの場が設けられています。
④ 勉強会に参加できる!
定期的に行われる勉強会で、スキルアップもできます。
⑤『食アド®アカデミー』に参加できる!
さらに知識を実践的に活用できるような、学習の場が設けられています。
ex)『和の薬膳 集中講座(全2回)』、『栄養睡眠改善リーダー養成講座(全2回)』など
⑥ 『食アド®のお店』が認定される!
お店に提示などができる「食アド®のお店」の認定証を発行されます。(提示期間は食アド®会員期間と同じく1年間、発行費用は2,000円+税)

こういった特典を利用して、さらに「食」と「生活」を追究していけるんだね!
【まとめ】独学+情報収集で、合格の近道へ!
「食生活アドバイザー®」合格のための独学は可能です!

私は、近年のなんとな〜くの体調不良をきっかけに、「食」の大切さを実感し、「食生活を見直したい!」というきっかけで勉強を始め、子育ての合間に勉強を進めました。
「勉強しよう!」という思い立った時が、始め時!!
テキストや問題集での勉強だけでなく、アプリ、新聞・TVニュースなどでの情報収集をすすんで行うことで、「食生活アドバイザー®」の合格を手にしましょう!!
せっかく勉強を始めるのだから、一発合格を目指したいところだよね!!